2008年03月03日

ありがとう

ありがとう
   17歳の闘病日記 「ありがとう」 藤田健吾 著
             (関連記事にリンクします↑)

   翼を失った鳥はもう飛ぶことができない
   飛べなくなった鳥は鳥である意味がない

     しかし鳥をやめることはできない
     走れなくなったスポーツ選手は
        翼を失った鳥と同じ
   しかしスポーツ選手をやめることが可能だ

        病気になった人は
   過酷な人生を受け入れなくてはいけない
      しかし翼を失った鳥とはちがう

     そして人間をやめることはできない
                                      逃げない
  

   <発刊にあたって>
 健吾が中学3年、14歳の時に病がみつかりました。
 小・中学校と、その時点まで皆勤賞でした。

 スリムな体でしたが、ほとんどお医者さんのお世話になる事がなく、
                   私たちにとっては病はまさに青天の霹靂でした。

 病は、上咽頭の腫瘍でした。日本では60万人に1人と稀で、
                 ましてや14歳で発症することはまずないと言われました。


 物腰は柔和でしたが、内には強い意志を秘めた青年に成長していきました。・・・

 …彼のブログには、たくさんの詩的文章が遺されていました。

 そこからは様々な思いや葛藤、そして生かされている私たちへのメッセージとも受け取れました。


 彼が大切にしてきた友人たちの卒業式に向けて出版することに決めました。
 
 ここに書かれている文章は、日記の中から私たちが選んだものです。

 「受け継ぎ」という詩には、『受け継ぐものがいれば救われる』とあります。
                     私たちもまた、受け継ぐものになりたいと思います。

 彼の遺したものが、皆さまの何かのお役にたてれば幸いです。   2008年3月
                       
                                   (健吾くんの お父様・お母様 より)

  藤田健吾くんのお父様から 直接 この本を頂戴しました
    
  精一杯生き抜いたサッカー大好き少年・健吾くんの人生と 
お子様へのふかい深いご両親の思いにとても胸を打たれ ここにご紹介させていただきます              



Posted by みるくえっせんす at 17:30│Comments(2)
この記事へのコメント
健吾くんは短い人生でしたが、たくさんの大切なものを同級生や関わった人たちに残してくれたんですね。
ご両親さまのお気持ちを拝察するとともに、心より健吾君のご冥福をお祈りしたいと思います。
天国でみんなと一緒に卒業式ですね。
辛い治療もがんばったんだね。
健吾君、卒業、おめでとう♪
Posted by すずらん藤田すずらん藤田 at 2008年03月03日 20:03
すずらん藤田さま

お雛まつり関連の記事を作りかけていたところへ
健吾くんの本をいただきました・・・

健やかな成長を祈るこの日に読ませていただいて
命の重さをより感じ 
私の稚拙な言葉では表わしきれない思いでいましたが
すずらんさんの温かなメッセージが 言葉を続けてくれたように感じます
ありがとうございます

ご冥福を心からお祈りしたいです
Posted by みるくえっせんす at 2008年03月03日 21:58
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    コメント(2)